ルイ・ベレ社は、顧客からのステンレス鋼穴あけ加工の要望に応えるため、工具設計時間の短縮を目指していました。競争の激しい市場において、製品の市場投入までの期間を短縮できることは、顧客の信頼とビジネスを獲得する上で極めて重要な要素です。ルイ・ベレ社は、機械加工モデリング技術が製品発売の迅速化という目標達成に効果的なツールとなり得るかどうかを検討するため、サードウェーブ・システムズに相談を持ちかけました。
課題
標準ドリルでは、下の画像に示すように、切削刃の周辺部に過度の摩耗が発生していました。このような状況では、まず回転速度を落とす必要があります。回転速度を落とせば温度が下がり、摩耗も少なくなるはずです。しかし、摩耗の原因となる要因は通常複数あります。最終設計を得るには実験的なテストが必要ですが、材料費、試作費、最終設計に至るまでの時間など、関連するコストがかさむため、常に変化する顧客の要求に対応するのは困難です。ルイ・ベレ社は、製品の発売までの時間を短縮したいと考えていました。
取り組み
AdvantEdgeを用いた機械加工モデリングにより、問題をより詳細に理解することができました。これにより、ルイ・ベレ社は多数の仮想設計を作成し、刃先加工や適切な切削速度と送り速度の組み合わせといった要素の影響を確認することができました。この分析により、温度上昇だけでなく、最大主応力が重要な問題であることが明らかになりました。この発見は、応力を低減する設計に焦点を当てたプロトタイプ開発の指針となりました。
成果
AdvantEdgeを使用してステンレス鋼ドリルを設計した結果は以下のとおりです。